私は「優れたビジネスを、割安で買い、長期でじっくり保有する」という投資スタイルをとっています。
投資の神様ウォーレン・バフェットの考え方に通じる部分があり、私自身もしっくりきている方法です。
具体的には、まず企業分析をして「この会社は本当に良いビジネスをしているか?」を見極めます。さらに、その会社の本質的な価値よりも株価が割安であれば購入します。そして、5年、10年といった長いスパンで、企業のビジネスが健全に成長している限り、持ち続ける。それが私の基本方針です。
長期投資の魅力
私が長期投資を選んだ理由は、大きく2つあります。
① 複利効果を最大化できる
配当や利益を再投資すると、利益がさらに利益を生み、時間の経過とともに雪だるま式に資産が増えていきます。
複利は「時間が最大の味方」なので、長く続けるほど効果が大きくなります。
例えば、配当利回り4%の企業株を買い、配当を再投資しながら10年間保有した場合、株価が横ばいでも約1.5倍になります。つまり、株価が変わらなくても +50%のリターン が得られるのです。言うまでもなく株価が上がればさらなるリターンが得られます。
② 短期的な値動きに振り回されない
株価は毎日のニュースや景気の指標で大きく揺れ動きます。しかし、長期的に見ると株価は「その企業の利益成長」と強く結びついています。
だからこそ、日々の株価やニュースに一喜一憂する必要はなく、「この会社のビジネスは長期的に成長しているか?」という本質だけを見ていればいいのです。これは精神的にもとても楽で、無駄なストレスから解放されます。
私がこの投資スタイルに辿り着くまで
実は、最初から今の投資スタイルだったわけではありません。
株を始めた頃は、テクニカル分析を頼りにしたモーメンタム投資をしていて、特にAI関連株をよく買っていました。でも当時は「この株は本当に割安か?」なんて考えたこともなく、株価が少し上がったらすぐに売り、下がったら耐えきれず損切り…。典型的な「利小損大」になってしまっていたのです。
その上、株価が気になって1日に何度もチェックしてしまい、せっかくの時間を浪費している感覚もありました。
そんな自分に違和感を覚えて、投資関連の本を読み漁りながら振り返った結果、ようやく気づきました。
「モーメンタム投資は、自分には向いていない」と。
私は普段の生活でも、アウトレットやブラックフライデーで良いものを安く買うのが好きなタイプです。つまり、「本質的に価値のあるものを、割安なときに買う」のが自分の性格に合っている。
その気づきから、今の投資スタイルに落ち着きました。
おわりに
この投資法は派手さはありませんが、「企業の成長を信じて一緒に歩む」という安心感があります。そして、気づいたら時間と複利が大きな味方になってくれている。そんなスタイルが、私には合っていました。
もしあなたも「株価に振り回されて疲れた」、「個別株を始めてみたいけど不安」と感じているなら、ぜひ一度、優良企業を割安で買って、じっくり長期保有する投資を検討してみてください。
きっと、投資がもっとシンプルで、安心できるものに変わるはずです。
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